新しいDURA-ACE9000のSTIレバーは前モデル7900シリーズのイマイチだった部分が改良され、操作性とメンテナンス製がすこぶる良くなりました。まず組み付けに関して、今まではブラケットのゴムを思いっきりめくっても届きにくかったクランプのボルトが、簡単に工具を差し込める位置に移動しました。チタン製のクランプバンドが大きく肉抜きされている点にも注目。そしてシフトインナーの入口がわかりやすい。ワイヤー交換も楽々ですね。
シフトケーブルの取り回しはハンドル内側だけの一方通行となりましたが、ワイヤーに負担がかからないように良く出来ています。ただ、シフトケーブルの出口のブラケット部分がモコッと出っ張ってるのがやや気になります。ブレーキワイヤーは今までのようにトップカバーを外すことなく通せるようになっているので、ちっちゃいネジをなくしたりする心配もなくなりました。
そして何よりもその操作性。シフトタッチが最高に軽く、ストロークも浅いのでサクサク変速できます。「これなら電動いらないかも」と思わせてくれるくらい気持ちいいです。私個人も新型DURA-ACEはぜひ導入しようと思います。(ホイールも買わないと!)
text■塚田
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fujita (木曜日, 08 11月 2012 06:44)
いつもお世話になります。
単にリアのギアが11になっただけと思っていたらそれ以外でも随分進化しているようですね。
1)コンパクトあるいはノーマルといった区別はなく、チェーンリングを付け替えるだけで大きな歯数差をカバーできる設計とパンフにありましたが、これの意味を教えていただけますか?
2)その他従来7900より進化している点があればお知らせ願います。
現在リアギア 12-25のノーマルで使用中。
12-25の中に1まい追加するよりは12-28
にする方が一般的でしょうか?
サガミサイクル塚田 (金曜日, 09 11月 2012 12:42)
fujita様
クランクに関しましては前作ではノーマル(FC-7900)とコンパクト(FC-7950)でギア板取り付けのピッチ(PCD)が異なっていたため、ギア板の交換に制限がありましたが、新しいのはクランクが共通となりました。
基本的に全ての面において前作よりも進化しています。
リアギアは12-25が一般的ですね。現在ご使用のギア比で登りがキツイのであれば、12-28がオススメです。