さて、今回はVittoriaの新型クリンチャータイヤ「OPEN CORSA CXⅢ」の試乗インプレッションをご報告します。
ホイールは手組みのアルミリムにチューブはVittoriaのウルトラライトチューブを使用。フロント8.0bar、リアは8.5bar、路面コンディションはドライで50kmほど走行しました。
乗り始めの第一印象は、「転がりが軽くてしなやかな乗り心地」といった感じ。チューブラータイヤにかなり近いしなやかさだ。今回はブチルチューブを使用したが、ラテックスチューブと組み合わせればもっと良かったかもしれない。前作の「OPEN CORSA EVO CX2」と比べると、荒れた路面での振動吸収性と路面追従性が格段によくなり、グリップも増した印象だ。踏めば踏んだ分だけトラクションとしてこたえてくれるし、転がりが非常にいいので巡航速度も上がる気がする。また、ホイールがロックする手前くらいの急制動も試してみたが、変に滑ることなくしっかりと止まる。コーナーリングでバイクを倒してもトレッドがしかっりと路面に食いつく。耐久性や対パンク性能に関しては、50km走って一度もパンクしなかった(当たり前ですね)し、3000~4000km位はいけるのではないだろうか。
総合すると特に不満と感じる要素はなく、いささか褒め過ぎではないかという気もするが、ひとことで言うと「とても私好みのフィーリングのタイヤ」でした。人それぞれ好みはあると思いますが、個人的にはすごくオススメです。
グリップ |
☆☆☆ | WETコンディションだとどうか |
転がり | ☆☆☆☆☆ |
気持ちよく前に進む |
乗り心地 | ☆☆☆☆ |
微振動が抑えられて快適 |
重量 |
☆☆☆ |
23cで210gと軽量 |
耐久性 |
☆☆☆ | 平均的なレベルはクリア |
コストパフォーマンス |
☆☆☆☆☆ | とてもお買い得! |
(各5点満点) | ||
text■塚田 |
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