ＬＯＯＫ2014年モデル

　まずはトップモデルの「６９５　Ａｅｒｏｌｉｇｈｔ」。雑誌などでもすでに紹介されていますが、一番の注目ポイントは前後ブレーキがそれぞれフロントフォーク内側とチェーンステー下に組み込まれることで３％の空気抵抗削減と２０％の制動力向上を実現しています。

　前後ともブレーキワイヤーがフレーム内部を通す構造ですが、ブレーキの引きはストレスを感じない軽さでした（でも組み付けやワイヤー交換が大変そうです）。ブレーキアームもしっかりとしたアルミ製のＶブレーキタイプなので、確かに制動力は十分にありそうです。２０１４年モデルはなんだか「ヘンテコブレーキ」のフレームが多いですね。今後、こういった専用ブレーキは流行るんでしょうか。

　もうひとつの改良点はステムです。今までやや不評だった６９５の専用ステムは、細身でスマートな形状となり、調整角度が＋１７°～－１３°と幅広くなりました。

　ステム・クランク・ブレーキセット付属のフレームキットでメーカー価格￥599,800（税別）

　セカンドグレードにあたる、「695Ｌｉｇｈｔ」はブレーキ部分の構造以外は基本的に「６９５　Ａｅｒｏｌｉｇｈｔ」と共通で、2013年モデルの６９５と比べて３Ｋカーボンから１．５Ｋカーボンに変更することで剛性と快適性がアップしているようです。

　こちらもステム・クランク付属でメーカー価格￥499,800（税別）

　さらに新登場の「６７５　Ｌｉｇｈｔ」は「６９５　Ｌｉｇｈｔ」と同じく１．５Ｋカーボンを使用し、通常の６７５より１９０ｇの軽量化を果たしています。惜しまれつつも姿を消した「５８６」の後継とモデルとしての位置づけです。

　こちらは専用ステム付属でメーカー価格￥360,000（税別）

　２０１３年度のＬＯＯＫは大人気のため早目の完売となってしまったので、買い逃してしまった方はお早めにご予約下さい！

text■塚田