シマノでロード用に分類されるVブレーキがあるのをご存じでしょうか?
実はBR-R353(SORAグレード)、BR-R463(ティアグラグレード)、BR-R573(105グレード)まで存在するのですよ。
と いうわけで今回はBR-R573(105)とBR-R463(ティアグラ)と比較してみました!実はすでにBR-R463はフロントに使用していて制動力にも満足し ていたのですが、おじさんは105グレードも気になるかな かな? というわけでBR-R573の導入となったわけです。
ちなみにこのロード用Vブレーキ(正しくはフラットバーロード用)はMTB用のVブレーキと比べるとアーム長が 短くなってます。つまりブレーキの制動力はやや落ちるけどレバー側のワイヤー巻取り量が少なくても動く=レスポンスが良いということです。若干の軽量化も 期待できますね。
さてBR-R573ですが、BR-R463とどう違うか?
実物を見るまでは同じアームで表面の仕上げが違うだけだと思ってました。でも良く見比べると肉抜きが違います。計ってみると重さはなぜかBR-R573の方が重い(誤差の範囲内の1gですが)…。
あと、固定ネジが違います。BR-R573はちょっと変わったネジです。ネジ部だけ黒いぞ。そして妙に軽い!チタンかな?んでネジを含めたトータル重量はBR-R573のほうが軽い!(なんのこっちゃ)。後で調べてみたら、なんとこのネジはパーツ単品で2,600円以上もする!(ちなみにBR-R463のネジは200円台…)ワケワカラン。
そして忘れちゃいけないのが
「標準付属のシューが違います!」
・BR-R463はS70C(ドライにて高い制動力を発揮し音鳴りが発生しにくい。泥状況下ではシューの摩耗量が大きい)
・BR-R573はM70R2(ドライ、ウェット共に高い制動力を発揮し且つ耐摩耗性も高いレース用シュー。音鳴りが発生しやすい傾向がある)
今回はBR-R573(M70R2)をフロントに装着、リアは以前フロントで使用していたBR-R463(S70C)を装着しました。
フロントでM70R2で使ってみたところ制動力はバッチリ!ですが10Kmも乗らないうちにホイールからかき氷を削るような音が…。シューにリムの削り粉と思しきアルミ片がめりこんでました。仕方なくリアで使っていたS70Cをフロントに換装したら問題無くなりました。んでリアにM70R2を付けたら、20Km程度でこちらでもかき氷の製造が始まりました…。どうもM70R2は制動力と引き換えにリムへの攻撃性が高いようです。
さて一番肝心なのがブレーキ交換によって効きがどう変わったかですね。
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制動力は全く問題無です。コントロール性も良好。若干ですが、強くブレーキをかけた時のフロントフォークの振動が抑えられている気がします。ただしBR-R463との違いが良く分からないというのが正直なところです。
性能と価格で選べばBR-R463がベストバイでしょうけど、個人的にはBR-R573の無駄に気合の入ったネジとか大好きです。肉抜き具合もスペシャル感があって良いですね。
というわけで、キミも設計者の魂のこもったパーツを愛車につけてみないか?キラーン!てな感じでBR-R573をオススメしておきますねw
text■奥田
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