SCOTT2016年モデルの目玉は、フルモデルチェンジした「新型FOIL」です。
前作よりもエアロ効果がさらに増し、快適性が大幅にアップしました。見た目としては、トップチューブと一体感のある専用ステム(上位モデルはハンドルも一体)を標準装備し、ブレーキは前後ともダイレクトマウントです。リア三角がコンパクトなのもトレンドですね。前作のFOILはやや武骨な感じがありましたが、新型FOILはスマートでスタイリッシュです。
専用のコラムスペーサーでステムを上げ下げできますが、あまり高くしすぎると折角の一体デザインが台無しでかっこ悪くなってしまいます。30mmくらいが限度でしょうか。ケーブル類はダウンチューブ前方上面に設けられた入り口からフレーム内に通されます。剛性のありそうなBB形状は健在です。これで快適性は現行のADDICT相当にまでマイルドになっているのだそうです。
ADDICTシリーズ、SOLACEシリーズ、CR1シリーズ、SPEEDSTERシリーズはカラーリング以外の変更は特になさそうです。全体的に2016年モデルの方が現行モデルよりもかっこいいです。
大手ブランドとしては珍しくファットバイクもラインアップしていますが、27.5インチのワイドなリムに2.8インチタイヤを組み合わせた「セミファットバイク」が使い勝手が良さそうで今後流行りそうな感じです。
さりげなく展示されていた歴代の名車たち(選手使用モデル)も目をひきました。
text■塚田
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