カーボンホイールと言えばチューブラー、と言う時代は過去のものとなりつつあります。この数年でカーボンクリンチャーホイールは多くのモデルが登場し、各メーカーの技術開発が進んでいます。それでも、強度やブレーキに対する耐久性など、まだまだ課題はたくさんあります。
そんな中、一石を投じたのがMAVICの「COSMIC CARBONE 40C」です。フルカーボンにこだわらずに、ブレーキ性能や強度などの安全面を重視した独特の設計です。
こちらがリムのカットサンプルです。スポークの引っ張りに耐えるようにニップル締め付け部分はアルミで出来ています。また、タイヤのビードを保持する部分もアルミ製です。
これによってブレーキ面の精度があがり、さらにブレーキによる摩擦熱を逃がす効果が得られます(外側のカーボン材質にもヒミツがあります)。
通常のフルカーボンのリムだとブレーキ熱によるバーストの心配があるため、ラテックスチューブが使えなかったり空気圧に制限があったりしましたが、これならアルミホイールと同じように使えそうですね。
「だったらアルミホイールでいいじゃん」という大変ごもっともな意見も聞こえてきそうですが、ここはさらりと聞き流してお茶を濁しておきましょう。40mmハイトでこの重量(1545g)はフルアルミでは難しいし、なんてったって見た目がアルミホイールと全然ちがうじゃないですか!この高級感はブレーキ面までカーボンだからこそだと思います。見た目も構造も非常に良くできたホイールです。
そう言われるとだんだん欲しくなってきました!
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text■塚田
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大和の田中 (月曜日, 11 4月 2016 22:43)
フルクラムレーシングゼロと比べると平地、登り、下りで優位性や特徴はあるのでしょうか。
サガミサイクル塚田 (火曜日, 12 4月 2016 12:07)
平地ではリムハイトの高いコスミックカーボンが圧倒的に優位です。
登りは急勾配であればより軽量なレーシングゼロに分があります。
下りは甲乙つけがたいですね。ブレーキ制動力はレーシングゼロ、安定感はコスミックカーボン、といったところでしょうか。
好みもあると思います。
松本 (火曜日, 19 9月 2017 17:30)
コスカボ40Cはアルミの芯材が入ってるのでラテックスチューブを使用しても大丈夫でしょうか?