ANCHOR2017年モデル

 日本を代表するバイクブランドといえば、ブリヂストンが手がける「ANCHOR」が筆頭候補です。国内外レースでの活躍はさることながら、2016年の日本選手権ではTTで優勝、ロードレースでは優勝と準優勝の1,2フィニッシュという快挙を達成し、名実共に日本一の称号を手に入れました。今がまさに旬ですね。

 そのANCHORの2017年モデルの発表が先日おこなわれました。今回注目した新製品は2機種。ロングライドカーボンモデルの「RL9」とアルミモデルの「RL6」です。

 

 まずは、ロングライドモデルのRL8が「RL9」に進化しました。

 横から見たシルエットはやや細身になった印象ですが、前作よりも剛性がやや増しています。「より速く、より遠くへ」というテーマのもと、快適性はそのままで推進力が向上。理論上はRL8と比べると、8秒間走る間に3cm先に進むそうです。なんとも微妙な表現です。1000倍すると、8000秒≒2時間13分で3000cm=30mの差。たとえわずかであっても、より前に進むほうがいいに決まっています。

 

 続いて、アルミモデルのRFA5が「RL6」にモデルチェンジしました。

 こちらはRL9のラグジュアリーな乗り味をアルミ素材を用いて再現するという試みのもとに生まれました。見た目にも、乗ってみても、カーボンバイクと間違えてしまうくらいの完成度の高さです。ANCHORの中では廉価モデルとなりますが、設計者の熱意が伝わってくるいいバイクだと思います。これでフレーム価格¥90,000というから驚き。初めてのロードバイクの候補にいかがでしょうか。

 

 2機種とも、ファーストデリバリーは2017年1月~2月以降(遅れる可能性あり)となりそうです。

 

text■塚田

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