常に最先端を行く世界のホイールブランド「MAVIC」がこのたび大胆なモデルチェンジを発表しました。
遂にロードバイク用のチューブレスホイールを世に送り出します。今までクリンチャー仕様で販売していた主要モデル(上位モデルのほぼ全て)がチューブレス化します。MAVICはホイールとタイヤをセットで販売しているので、チューブレスタイヤが装着された状態での販売となります。
今さらですか?と思うかもしてません。完組みホイールの元祖「ヘリウム」やアルミスポークの「キシリウム」、さらにはエグザリットリムと、MAVICの技術は常に他メーカーの一歩先を進んでいましたが、ロード用チューブレスホイールの開発はシマノやカンパニョーロにだいぶ遅れた形となりました。
シマノがチューブレス対応のWH-7801SLを発売してから10年以上経過しますが、ロード用チューブレスは一定の市民権を得たとは言えない状態です。クリンチャーに比べて、乗り心地や転がりの軽さ、パンクの耐性などメリットは色々とあるのは確かなのですが、皆さんが口を揃えて言うのが「タイヤの取り付けや取り外しが面倒」、ほぼこの一点に尽きます。
MAVICが今頃になってチューブレスを出してきたのは、タイヤを共同開発することでこの大きなデメリットを解消することが出来たからです。チューブレスなのにはめ外しがかんたん。実際に試してみることも出来ました。レバー無しでもホイールから取り外せるし、はめた後も携帯用ポンプでタイヤビードがあがりました。これなら出先でパンクしてもクリンチャーと変わらずかんたんに対処ができそうです。リムとタイヤの寸法誤差を限りなく少なくできるMAVICの製造技術がこれを可能にしました。
このMAVICの販売戦略が成功すれば、ロードバイクのタイヤは一気にチューブレスが広まることになるかもしてません。ちょっと今後が楽しみです。
text■塚田
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サガミサイクル塚田 (金曜日, 23 6月 2017 13:53)
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