アルテグラグレードの11速用カセットに11-34Tという超ワイドがギア比が新登場しました。品番がR8000系ではなく、「CS-HG800」となっているのは何か理由がありそうです。
モデルチェンジ前のアルテグラ6800系で11-32Tが登場した時も驚きでしたが、プロレースでも山岳ステージで使用されたりしてロードバイクのワイドギア化が進んでいます。
このカセットを使用する場合はGSタイプのロングアームリアディレーラーが必要になるのは今までと変わりませんが、このCS-HG800には1.85mmのスペーサーが付属します。この1.85mmでピンと来る方はいるかもしれません。11速対応のフリーボディーにに取り付ける場合はこのスペーサーを使用します。ということは、スペーサーを外せば8・9・10速用フリーボディーに取り付けることができるということになります!ついにシマノの10速用ホイールにロード用11速コンポが正式対応するようになりました。旧型の10速用シマノホイールを持て余していた方には朗報ですね。
このCS-HG800はグラベルロードやシクロクロスなどの幅広いジャンルで新型ULTEGRAの性能を利用できるようにMTB系のホイールにも取り付け可能なスプロケット、ということだそうです。
既に11速コンポを使用している方は、このカセットとリアディレーラーとチェーン(長さが足りなくなるので)を交換すればOKです。今なら在庫もあります。
text■塚田